GLAY曲の結婚式無償利用は無料じゃない!いくらか計算してみた!

glay

GLAYが発表した結婚式で使用する場合の無償利用。

多くのファンからの要望に対する嬉しいプレゼントですね!

しかし!残念ながら「無償利用」とはタダで楽曲を流せるという意味ではなさそうです。

何で無料じゃないのか?

GLAYの曲を使うといくら払わなければならないのか?

払ったお金は誰に入るのか?

調査してみたいと思います!

結婚式でGLAYが取らない著作隣接権とは?

GLAYの個人事務所である有限会社ラバーソウルが発表したところによると、結婚式でGLAYの曲を使う分には無償提供することを決めたそうです。

GLAY及び有限会社ラバーソウルは、GLAY名義で発表しているGLAY楽曲をブライダルで使用する場合に限り、著作隣接権について使用者から料金を徴収しないことにしております。

引用元:有限会社ラバーソウル

これはGLAYファンにとってはうれしい話です!

さすがGLAYすばらしい!

しかし、文章の中に聞きなれない言葉が含まれています。

「著作隣接権」ってなんでしょう?

公益社団法人著作権情報センターによると、「著作隣接権」とは、

著作物の創作者ではありませんが、著作物の伝達に重要な役割を果たしている実演家、レコード製作者、放送事業者、有線放送事業者に認められた権利が著作隣接権です。

どうやら、今回の場合アーティストであるGLAYに入ってくる著作料の権利ということみたいです。

それが無料になるなら安心だね!というワケではなさそうです。

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演奏権と複製権には使用料がかかる

引き続きGLAYが発表した内容を見てみましょう。

つきましては、使用法により、演奏権と複製権の使用料を各管理団体(「JASRAC」or「NexTone」)にお支払いいただくことで、使用可能とさせていただきます。
ブライダルでGLAY楽曲を使用する場合は、有限会社ラバーソウルへ申請していただく必要はありません。

分かりづらいですが、「演奏権」と「複製権」というものにはお金がかかるそうです。

第22条  著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。

これまた分かりづらいですが、簡単にいうと演奏するための権利です。

「演奏権ってGLAYが持っているんじゃないの?」

「だって作詞作曲したのはGLAYじゃん?」

「そのGLAYがタダでいいよ!って言っているのになんでお金払わなきゃいけないの?」

と思ったのは管理人だけでしょうか?

管理人が調べたところ、どうやらアーティストは演奏権を音楽出版社やJasracなどの管理団体に移転しているのが一般的らしいです。

たしかにGLAYの曲はGLAYが作ったわけですが、

「演奏しても良いよ」の権利をGLAYは持っていないのです。

ちょっとビックリじゃないですか?

ここでさらにビックリ!

GLAYが自分達の曲をライブとか番組で歌った場合、

GLAYは演奏権として著作権料をJasracに支払うんです!

まぁ、支払った著作権料は「分配」という形でGLAYに戻ってくるそうです。

ということは、結婚式の曲使用で無償は事実だけれど、「GLAYは一銭も受け取らないよ」というわけではなさそうです。

ちなみに「複製権」というのは、CDや音楽データを複製する際にかかる著作権料だそうです。

結婚式場に持ち込む時って、セレクトしたt曲を1枚のCDに焼いて準備しますよね?

そういう場合はこの「複製権」著作権料がかかるんだそうです。

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GLAY曲の手続き方法は?

ということで、実際にGLAYの名曲「However」を結婚式で使用する場合の手続き方法をみて行きましょう。

先ほどのGLAYの発表(ラバーソウルホームページ)では以下のように書いてあるので、ホームページのSONG LISTをチェック。

使用希望の楽曲につきまして、SONG LISTより著作権管理団体の区分をご確認の上、下記をご参照いただき、お手続きくださいますようお願いいたします。

「However」は「著作権管理団体区分B」というやつみたいです。

それにしても難しい言葉が多いな・・・。

でも、ウェブサイトには丁寧に「区分Bの場合」で「結婚式で使用する場合」はNexToneという管理団体で手続きしてね。と書いてあるので言ってみましょう。

Jasracは知ってたけどNexToneは初めて。

NexToneのサイトですが、ごちゃごちゃ書いてあります。

どうやら言いたいことは以下の4点でしょうか。

① 結婚式場やブライダルビデオの業者さんが音楽特定利用促進機構(ISUM)と契約しているかチェックしてね!

② 結婚式の2週間前までに申請してね!

③ オンラインで申請できるよ!(事前に利用者登録必要)

④ あとで使用料の請求書送るから銀行振込で払ってね!

※①の「ISUM」というのはブライダル業界と音楽業界の著作権料決済システムを提供している団体だそうです(よーわからん)。

個人的にウケたのは、結婚式のBGM用に音楽を製作する場合、CDやメモリースティック(ICチップ)だけでなく、「オルゴール」も著作権の対象に入ってるところですw

GLAYの曲をオルゴール製作して結婚式のBGMで流す場合は申請をお忘れなく・・・

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GLAY「However」1曲だけで3,380円

結局「なんぼやねん?」という疑問にお答えします。

仮に結婚式で「However」1曲だけしか使わん!という仮説で計算していきましょう。

普通は何曲か使いますよね・・・w

先ほどの音楽特定利用促進機構(iSUM)の説明を参考にしましょう。

結婚式で楽曲を利用する場合、以下の2点が対象となりますが、合計金額が低い方が請求額になるそうです。

A:著作隣接権使用料

B:著作権使用料

しかし、GLAYは「A:著作隣接権」を無償(放棄)しているので、計算は「B:著作権使用量」だけで計算しましょう。

その結果、

① 会場でBGM流すだけ:400円

② 当日上映する映像のBGMにも使うよ:250円追加

③ iSUMのシステム利用料:10%

ちなみに、1曲が5分以上の作品は2曲分として請求されます。

Howeverの演奏時間は5:30ですから2曲分ですね。

そして上映映像が1分を超えるごとに250円がプラスされます。

1分間の尺だと短すぎるので、奥様の生い立ちから結婚に至るまでのメモリービデオで9分99秒にしておきましょうか。

「However」が連続リピートされるメモリービデオという設定でw

あー本当に計算ややこしい。

ということで、改めて計算しました。

① 会場BGM:400円×2曲分

② 奥様のメモリー映像:250円×10分

③ iSUMのシステム利用料:10%

ということで合計3,380円(税抜き)

同じ条件の曲を10曲使ったらこれの10倍です。

さていかがでしょうか?

どちらにせよ「無償=無料」ではなさそうです!

それにしても著作権とかの既得権益ビジネスの説明って本当にややこしい...。

結婚式が迫ってくるとBGM使用料を計算している余裕はないと思いますが、結婚式場からの見積り明細はチェックしましょうね!

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